Introduction of Myself

I'm just a small tourist.
地元の人にはなれるわけない。でも地元の人には見えないものもあるんだと。

2012/01/05

町の印象


Paris, 2011

例えば、初めて見知らぬ町に降り立ったとしよう。
旅行者として訪れ、そこに数日滞在する。旅を終えて次の目的地、あるいは帰路に着いたあと、あの町は良かったと思わせる要因はいったい何なのだろうか。
その地域の風景が良かった、料理がおいしかった、ホテルが気に入った・・等様々な理由を考えることができるけれど、そんなことよりももっと些細な経験が決定づけているような気がするのだ。例えば、道に迷っていたときに優しい人が声をかけてくれた、とか道を渡るときに自動車が先に行かせてくれた、とかあるいは何か間違ったことをしたときに優しく諭してくれた、とか。ホテルやレストランなど、旅行をすれば必ず観光客が地域の人と接するときというものがある。しかし、それ以外の場所、時間に出会った人の印象というものも実は観光客にとっては非常に忘れられない出来事になるのではないだろうか。当然ながら、観光客が旅行中に出会える地域の人と言うのは限られている。その限られた人に対する印象がその地域の人全体に対する印象を作り出すのではないかと思うのだ。
現に、家に帰って「○○は××に比べて人が優しかった」と話すことがある。その地域には優しくない人もいるはずなのに、出会った人が優しければその地域の人に対する評価は高くなるのだ。
そう考えると、観光業に携わっていなくても日本に来る外国人にも優しく接することの大切さを理解できそうだ。

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