先日、東京ドームに巨人対西部の試合を見に行った。
熱狂的なファンの中で、数は少ないものの欧米からの外国人旅行客の姿に目がとまった。
彼らは試合前、球場外の等身大の原監督と思われるフィギュアに肩を並べて記念撮影をしていた。
球場内でも試合を観戦している外国人旅行客の姿。
ふと考えると、野球というスポーツは、主にアメリカや中南米と日本や台湾、韓国で盛んなスポーツであり、ヨーロッパにはない。とすると、ヨーロッパの人々にとって日本に来たら見たいものの一つにプロ野球があるのかもしれない。あるいは東京ドームのようなドーム球場自体が「見てみたい」対象なのかもしれない。
また、ある中国人の話を聞く。中国では野球というスポーツには全く馴染みがなく、テレビでの放送も当然ない。従って、彼らはルールを全く知らない。しかし、中国人が日本に来て野球のルールを覚え、野球を見て帰れば、きっとその経験は旅行後の日本旅行の自慢のタネとなるだろう。
スポーツはルールが分からないと見てもなにも楽しくないものだが、ルールが分かれば見て楽しめるようになる。外国人旅行客も、ルールがわかるようになれば野球は日本文化の一つとして楽しめるのではないだろうか。
そういう意味で、外国人旅行客がプロ野球(やその他のスポーツを観戦する)という「スポーツ・ツーリズム」の可能性を垣間見ることとなった。
ただ、現状では課題も多いように感じられる。
・試合情報を得られる体制が不十分
・試合のチケット購入方法が煩雑
・スポーツのルールを外国人が理解できる方法の構築(→ここにビジネスの可能性を感じる)
といったところか。そういった課題の克服が今後必要となるだろう。
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