Introduction of Myself

I'm just a small tourist.
地元の人にはなれるわけない。でも地元の人には見えないものもあるんだと。

2012/05/05

場所に対する愛着

Kumano, Japan 2012



僕の場合、20数年間住み続けている東京よりも思い入れの強い地がある。20数年間、毎年1回訪れている父の生まれ故郷、三重県尾鷲市だ。幼少期から形成されてきた場所への愛着は、なかなか訪れられない場所だからこそ強まったのかもしれない。
東京にはない豊かな自然の残るこの土地には、幼少の頃のカブトムシやクワガタムシを追いかけた思い出に溢れている。それに加え、少し前からはもう1つこの土地に対する新たな感情を抱くようになった。そのきっかけとなったのは「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界遺産登録である。ずっと親しんできたこの地の持つ文化、意味、価値を知るきっかけになったのはこの登録だった。大学での専門がちょうど歴史まちづくりや都市だったこともあり、自分はこの歴史文化の継承に貢献しなければならないと(勝手に)使命感を持ったのだった。
こういう使命感を持てる土地というのが愛着のある土地なのだろうか。

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