Introduction of Myself

I'm just a small tourist.
地元の人にはなれるわけない。でも地元の人には見えないものもあるんだと。

2012/08/05

考・露出

露出を考える自分の為の備忘録。

おそらく最新のカメラに慣れている人がクラシックカメラを使う上で障壁と感じるのは次の3つ。自分もそうだった。
・フィルムを使うこと
・シャッタースピードや絞りを自分で調整しなければならないこと
・ピントを自分で合わせなければならないこと
もちろんフィルムを使うことによるコスト面だったりデジタルの即時性がないといった点もあるだろうけれど。
特に2つ目、ライカやハッセルなどクラシックカメラを使う上では必ず必要となる露出の知識。最新の一眼レフならば自動で適正露出に合わせてシャッタースピードや絞りを調整してくれるので、シャッターを押せばそれなりの写真は撮れるのだけれど、露出計のない時代のカメラを使うとなるとシャッタースピード、絞りを自分で合わせなければならない。露出は自分にとっても最大の不安であり未だに自信の無いところ。


そこで備忘録的に露出を整理してみる。今手元にある露出計はハッセルのノブメーターのみ。ハッセルは絞りとシャッタースピードではなくEV値での露出設定が可能で、このノブメーターもEV値で表示される。しかしライカやローライではEV値での設定ができないので、EV値からシャッタースピードと絞りに変換させるルールを覚えてライカ・ローライにも使ってしまおうというのが主旨である。そもそもEV値というのは絞りとシャッタースピードから算出された値なのでその流れに逆行しようという、やや矛盾したことをやっているのだが。
変数は3つ。絞り、シャッタースピード、ISO感度。ノブメーターでISO感度を設定すればEV値が決まるので実質的には絞りとシャッタースピードという2変数。EV値の差は露出の段数に一致する。つまりEVが1下がれば露出も1段下がる。つまり1つのEV値における絞りとシャッタースピードを把握してしまえばEV値が変わっても適正露出を導くことができる。そこで、覚えやすい組み合わせは無いものかと探していたところ…


「EV=11、Av=11、SS=1/15」という組み合わせを発見した。EVとAvが同じで覚えやすい上にSSの15という数値もEV/Avの11に近い。これを基準として数値を覚えてしまえばEV値から絞りとシャッタースピードを出すことができる。


EV/Av/SS

2 件のコメント:

  1. ハッセルはEV値だから慣れると楽なのですが
    時々ライカ使ったりすると
    未だに「おろろ」な自分です(笑)

    自分もいい加減何らか覚えないと。。。

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  2. こんばんは。
    私も露出が苦手で・・・でもわざわざ露出計を持ち歩きたくない・・。ということでM3はすっかり防湿庫のなかに鎮座しています。
    でもハッセルのノブメーターは電池いらずで小さくて軽いので、ノブメーターだけ取り外して(笑)持ち歩いてSWCの露出計として機能しています。
    これでM3がもう一度活躍するかも!と同時に、もうどんな露出計の無いカメラでも使えるようになるかもしれない、とワクワク。ローライの2眼レフとかとか・・。笑

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