Introduction of Myself

I'm just a small tourist.
地元の人にはなれるわけない。でも地元の人には見えないものもあるんだと。

2012/05/12

ポジとネガ

Mikisato, 2012
初めてポジフィルムを使った。自分が子供の頃親が使っていたのはカラーネガだった。だからポジフィルムがあることすら子供の頃は知らなかった。フィルムと言えばネガで、どこか色あせたようなカラーフィルムだった。
昨年フィルムカメラを使い始めてからはモノクロフィルムばかりを使っていた。フィルムでカラーと言えばネガ、ネガのカラーは"色あせた"というイメージが自分の中で定着していたからだと思う。そんな自分がポジフィルムを使うきっかけとなったのは、kodakのポジフィルム生産終了というニュース。生産終了と聞くと一度は使っておきたいと思ったのだ。
最初にポジフィルムを入れたのはleica MP。ライカでカラー、ライカでポジフィルムに違和感を覚えつつもポジフィルムを初めて使ってみた。しかしポジフィルムはISO100だし、露出にシビアで、モノクロフィルムのように気軽にシャッターを押せるものではなかった。36枚という枚数が多すぎて最後の方は早く終わらないかものかと思っていたくらい。
そのフィルムがちょうど終わる頃に家にやってきたのがHasselbladのXpanだった。元々はモノクロパノラマを撮ることを考えていたのだが、せっかくなのでポジフィルムを入れて使ってみたのだ。Xpanの場合、36枚撮りのフィルムで20枚しか撮れないのでフィルムの回転も早い。ISO100なので使える日が限定されることを除けば使うことはあまり苦ではなかった。

そしてそのフィルムも現像から上がってきた。ポジフィルムの美しさとはこういうものなのか。フィルム自体が写真として仕上がっている。パノラマの迫力もあり、ポジフィルムの魅力に嵌ってしまった。

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