Introduction of Myself

I'm just a small tourist.
地元の人にはなれるわけない。でも地元の人には見えないものもあるんだと。

2012/06/03

hasselblad購入話

KiiNagashima, 2012
さて、先日書いた通りHasselbladを購入してしまった。購入したのは500C/MにCarl Zeiss 80mm f/2.8、フィルムマガジンはA12という極々標準セット。レンズは50mmでも良かったかもしれないと思うこともあるけれど、まずは標準1本でやってみよう。
購入にあたってはインターネットや本を色々と調べていた。個人的にはleicaよりもHasselbladの方が分かりにくかった。何が新しい機種で何が古い機種なのか、何か違うのか、など。Hasselbladはレンズ、ボディー、マガジンそれぞれが時代を経て更新されているのでその組み合わせとなると相当なパターンになってしまう。更に、Hasselbladは特有の"お作法"なるものがあり、それを守らないと簡単に壊れてしまうと聞くと購入を躊躇してしまうものだ。
そこで、購入にあたっての条件は単純なものにして、細部には拘らないことにした。条件としては、
・500系か503系
・レンズは80mm、*Tのコーティングには拘らない(モノクロ中心の予定なので)
・OH済みの個体であること
・予算は15万円まで
であった。
これを条件に店を廻り店員に聞きながら出会ったのが上記のHasselbladだった。
購入後調べていると、レンズはCタイプでそこそこ評価の高いこと、巻き上げはクランク仕上げになっていて、この方が即写性が高いことなどを知った。悪くはない選択だったようだ。フィルムの入れ方、撮影のときに注意すべき点について丁寧に説明を受けた。"お作法"とは要するに巻き上げた状態でレンズの交換もフィルムの交換もしましょう、ということ。そんなに難しくない。
購入後フィルムを手に入れ、近くのカフェでフィルムを入れてみた。ここで最初の苦労。ガイドラインにフィルムを滑り込ませるというのだが、そのガイドラインが狭くて入りそうにない。店頭では実際にやってみせてもらったのに自分ではできない。格闘すること15分、YouTubeでフィルム挿入の動画を見つけ、それを真似る。最初の苦労。
続いて撮影のためにレンズの絞りとシャッタースピードを調整。ところがどういうことか絞りを変更するとそれに連動してシャッタースピードも変わってしまう。それぞれを単独に調整できず、レンズの不良を疑いつつ、インターネットであれこれ調べること15分。EV値で露出を調整するのがHasselbladのやり方だと知る。EV値を計測する機器はないので従来通り絞りとシャッタースピードを調整したい。レンズに付いているレバーを少し下げるとできるようになった。これが2つ目の苦労。
撮る準備が終わった頃にはもうすっかり疲れていたのだが、カフェを後に町を歩くことにした。12枚というのは少ないようで多く、簡単には撮り終わらなかった。今回はカメラのチェックを兼ねているのでつまらない写真を量産し、12枚を撮り終わる。明日には現像に出してみよう。
Hasselbladは重量が1kgを越える。leicaの2倍以上だ。その重量から持ち歩くのが苦になるのではないかと懸念していたが、コンパクトな形は重量を感じさせないものだった。周囲を警戒させるほどの大きなシャッター音には閉口してしまうけれど、leicaの小さな音に比べると新鮮な気もする。

こうしてHasselbladとの日々が始まった。撮ってみたい被写体。熊野、ローマ、パリ。
同じ中判、スクエアのFlexaretではまともな写真を1枚も撮ることができていない状況、Hasselではどうだろう。

写真は同じくHasselbladのXpan。500C/Mでの1st shotは未現像。

4 件のコメント:

  1. 私の1stロールはフィルムの裏表を間違えて...
    新しいフィルムを詰め直してスタート地点まで
    戻って、もう一度同じカットを撮り直しました(笑)

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  2. こんばんは。
    私もフィルムの向きは店員さんに何度も確認しました。
    2眼レフと逆なので余計紛らわしいのです。

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  3. おお!ハッセルおめでとうございます!
    真の立体感の世界へようこそ(^^

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  4. こんにちは。
    ハッセルブラッド、早速嵌っています。先日も出張に無理矢理持って行きましたよ笑
    また明日現像から上がってくるので楽しみです^^

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